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2007/07/07(Sat)

遺留分減殺請求権(平成8年1月26日最高裁判例)

kazさんの下記の質問に答えます。いつも、ありがとうございます。


■「財産全部の包括遺贈に対して減殺請求した遺留分権利者に帰属する権利は、遺産分割の対象となる相続財産としての性質を有しない」

とありますが、意味がさっぱりわかりません。

ちなみに、平成17年度試験問題の問題29に出てきているのですが、解説を見てもこの判例が書いてあるだけで、良くわかりません・・・。




 まず、遺留分減殺請求権の法的性質を確認しておきたいと思います。

 通説判例は、遺留分減殺請求権は形成権であって、遺贈の目的物が特定物である場合には、遺贈は、遺留分を侵害する限度において失効し、受遺者が取得した権利は右の限度で当然に減殺請求をした遺留分権利者に帰属する、としています(最判昭和51.8.30)。


 つまり、遺留分減殺請求権を行使すると、その限度で、遺留分減殺請求権を行使した者の固有財産になります。
 よって、他の相続人は、この固有財産には干渉できないよ、ということです。



 例えば、一家の戸主が遺言で、全ての財産を妻に遺贈すると、したとします。
 子供は、長男と二男がいたとします。
 この場合、長男と二男は遺留分を侵害されているわけですが、長男だけが遺留分減殺請求権を行使して、遺留分相当額を取り戻したとします。

 後に、二男が遺産分割協議を申し入れてきたとしても、この長男の取り戻した遺留分相当額は、その遺産分割協議の対象となることはない、ということです。


 以上です。







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コメント ▼


    
  • そうなると

    長男の独り占めということですか。
    この場合も長男が母親から取り戻せるのは
    2分の1、ですよね。次男は気の毒ですね。

    そういえば相続税の軽減税率では普通養子が数人の
    場合1人までに対し、特別養子の場合は人数が
    決まっていないのは実親との関係からでしょうかね。
    これも不公平な感もあるんですけれどね。

  • なむさんへ

     独り占めというよりも、法律の世界は、早く動いた者が勝つという世界です。
     二男は怠慢?と片付けられてしまいます。

     私の今の実家は、父がかつて口約束で土地を購入して建てた家ですが、たちの悪い売主の息子から呼び出されて脅され、結果民事訴訟をしました。
     私が学生で遠方にいた頃です。
     登記という制度を理解していなかったのです。
     裁判官も来たそうです。

     しかし、結局裁判所は和解を勧め、父は無駄な金を支払ったのです。
     
     背信的悪意者でない限り、単純悪意者は自由競争の枠内で保護されるという世界を想起してみてください。

     権利保全というとき、そこには行政書士をはじめとする専門家のアドバイスがいかに重要な位置を占めるかご理解できると思います。

     なむさん、後本試験まで四ヶ月あります。
     私の全てを捧げますから、絶対に合格してください!
     高知の旨い酒をコップ一杯くだされば十分ですから!(笑)。


     

  • 法律はシビアですね

    単なる悪意では問題にならない。
    場合によってはシビアに判断しないと解決には至らないし、法律に血を通わすこともできるのでしょうが
    あまり情が入ってもいけないし、法律の世界は感情で
    どうこうする世界では無いですからね。

    シンさんの言いたかったことは理解してます。
    ただ感情としては少々弟が気の毒に思えました。

    コップ一杯でいいんですか?地元の地酒をご馳走しますよ。

    瞳の色はブルーですね。少々グリーンが入ったまさに
    自然界の成せる業ですね。

  • なむさんへ

    もちろん、この事例の弟も自分で権利行使すればできますよ。
    消滅時効になる前にですが。

    法律を知らなかったばかりにひどい目に遭うことはありますよね。

    そんな人たちの助けにならないといけないと思っています(笑)。


  • 問題です

    マグナムTKさんへのコメントを読んで、早速問題です。
    水路とされていた国有地が長年にわたり私人の占有にかかる水田として使用されていたことについて、取得時効の成立の是非が争われた訴訟において、裁判所はどのような理由で時効取得を認める判決をしているか。
    水路の公物性にふれながら40字程度で記述しなさい。
    東京穂法経学院の記述問題です。
    シンさんには簡単でしょうね。
    私も単語は断片的に浮かぶのですがそれをつなげる言葉が出てこなくて苦戦してしまいます。

  • なむさんへ

     やってみると、40字って、きついですね(笑)。
     ほんとに、キーワードだけって感じです。


     私の解答
     『公共用財産としての形態・機能を全く喪失した場合は黙示的に公用が廃止されたいえるから。』

     公共用財産は、本来私権の目的とはなりえないが、・・・と加えたいとこですが、字数オーバーになってしまいますね(笑)。

     個人的には、昨年の傾向から、このような問題は出ないと思います(笑)。

     LECは、どうですか?


     

  • さすが

    「水路は公共用物であり、黙示的に公用が廃止されたとして取得時効の成立を認める。」

    シンさんには簡単ですね。
    キーワードのみのシンプルかつ40字というのは
    結構キツイ場合もあります。
    おっしゃるとおり条文と思考力の問題ですね。
    ちなみにTAC
    「代執行を実施するまでに原則的に経なければならない事前の手続きについて、行政代執行法に照らし40字程度で記述しなさい。」

    基礎的な問題ですね。LEC・・・・また夜書きますね^^

  • いつもいつも!

    親切丁寧な解説、感謝します!

    遺産分割の対象となる相続財産としての性質を有しない

    この部分の意味が良くわからなかったのです。
    でも、シン先生の解説で謎は解けました!

    スッキリ!

    ありがとうございました!

  • なむさんへ

    TACの代執行を素材とした問題の方がまだ本試験の傾向に近いように思います。
    判例が、どう言ったかを書きなさい型はどうも出ない気がします・・・(笑)。
    やはり、要件論ではないでしょぅか?

  • kazさんへ

     お役にたててよかったです(笑)。

     ガンバッテください!

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