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2007/05/18(Fri)

頭の中に整理棚をつくる

 全体構造が把握できた状態とは、一言でいうと、テキスト類の目次の概要を再現できる状態です。

 目次は、編、章、款、節、目などから成っています。先に述べたように、目次はまるで樹形図のようになっています。
 これこそが、体系であり、全体構造です。

 
 憲法を例に、やってみます。
 まず、編として、総論、基本的人権、統治機構の三分で構成されているのが大方だろうと思います。

 総論は、憲法の歴史と意義、自由主義、民主主義、国民主権、権力分立などの基本原理について書かれてあります。

 基本的人権は、人権の歴史、包括的基本権から始まり、精神的自由権、経済的自由権などについて書かれてあります。

 統治機構は、国会、内閣、裁判所の各機関の権限と権能について書かれてあります。


 このように、憲法は人権と統治から成るのですが、両者の関係を考えたことがありますか?
 今日の通説的理解によると、人権保障が目的であり、統治機構はその手段とされています。決して、並列的な価値序列の関係にあるのではありません。

 どうしてでしょうか?

 その答えは、近代的憲法誕生の歴史的経緯と、近代市民革命期の政治思想にあります。


 少し、説明してみます。
 日本も、西洋も、近世以前の政治体制は、絶対君主が支配する封建的な体制でした。身分的拘束の下、移動の自由も、職業選択の自由もありませんでした。
 近代市民革命は、この封建体制を打破するための闘争でした。
 そこで、この闘争のバックボーンとして、ジョンロックなどにより、絶対君主から政治権力を剥奪するための、政治思想の理論化が試みられました。

 まず、国家は社会の秩序を維持するための最低限度の権力だけを留保することとし、後のことについては、干渉してはならない、と国家と市民との間で契約をしたのだと、理屈をこねたのです。

 その契約文書が、憲法と呼ばれるものです。
 この基底には、国家は権力を濫用するから、常に監視しなければならないと猜疑の視点が貫かれています。
 人権を制約するには、国会の同意がいるよ、各機関が権力を行使できるのは、憲法に明文あるときに限るとよ、約束させたのです。


 以上の説明で、人権が主で統治が従の関係にあることが理解できたと思います。
 そして、テキストの記述の順番が、人権から記述するという形式面にもこの主従関係が現れています。




 長くなるので、これくらいにします。
 このように、目次について、大まかに自分の頭の中で再現できれば、知識をしまって置く整理棚ができたことを意味します。



 後は、個々の問題集を勉強していく過程で、細部の知識をこの整理棚に一つ一つしまって行けばいいことになります。



 以上が、問題やる前に、その科目の全体構造をまず、理解しておかなければならない、という理由なのです。





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コメント ▼


    
  • テキスト類の目次の概要を再現できる状態、これは重要ですね。
    知識の整理にもなります。

  • せきかわさんへ

     おつかれさまです。
     私たちが新業務を開拓する際に、初めて新法令を研究するときも、素早く全体をつかまなければなりませんよね。
     お客さんは、いつまでも待たすわけには行きませんものね。スピードが大切です。

     ところで、せきかわさんも、イワモッチさんも、本格的に始動されて、順調なご様子。私も、お二人につられて、楽しくなります。私は、まだまだ先ですが、お二人の成長の過程そのものが、私のエネルギーとなります。
     ガンバッテください!
     

  • こんばんは

    こんばんは~

    全体像が分かるというのはとても大事だと感じています。

    下から上に積み上げていくというよりも、
    ヒントでピント(古いかな?w)のモザイククイズみたいに
    まずはモザイクかかってても良いので全体を見てみてから、徐々に部分部分でモザイクをクッキリさせていくというやり方でやって勉強してます。

    目次の項目を見てからとりあえず1つでもいいので具体例を挙げれるようにしてます。
    そのうち目次の項目を見なくても項目から言える状態になったときに「このテキストは完璧にやったな!」と言えるのかなぁと感じています。

    私はまだまだですが、そこまで到達できるように地味に勉強を続けます^^

    ブログの更新楽しみにしてます。
    また、寄らせてもらいます^^

  • toaepさんへ

     そうですね。全体を大きく俯瞰してから、細部に入るのが常道だと確信します。
     私も、かつての効率の悪いやり方から抜け出して、今は自分の勉強スタイルが確立しました。
     一度確立すると、どのような試験であれ、仕事であれ、うまく行く気がします。
     方法論の確立は、人生にとって、重要な事であると思います。

     toaepさんが、私の記事を楽しみに読んでくださるということで、とても嬉しく、励みになります。
     今後も、お役に立てる記事を目指して頑張ります。
     toaepさんも、是非今年の行政書士試験に合格されて、一緒に夢を語って行きましょう。
     試験、がんばってください!

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